ロジスティクス東京汽船が14日に発表した前3月期決算は、横浜川崎地区でコンテナ船の入出港数が減少したほか、東京港では荷動きが活発化したものの荷物の混載が進展したことで入出港数が伸び悩み、0.8%の減収。また、人件費と燃料費が減少し、11.4%の営業増益を確保した。
今期は横浜港で8月から強制水先制度の規制緩和が実施され、強制水先適用対象船舶の総トン数が3000トンから1万トン以上へと引き上げられることが曳船使用の減少要因になるとみられ、横浜川崎地区の減収を予想。
これらを踏まえ、売上高124億2500万円(1.6%減)、営業利益6億7100万円(1.4%増)、最終利益7億8200万円(8.7%減)を見込む。
[東京汽船]2015年3月期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期 | 2014年3月期 | 増減 | ||
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売上高 | 12,631 | 12,731 | -0.8% | |
営業利益 | 662 | 615 | 7.6% | |
経常利益 | 1,040 | 1,005 | 3.5% | |
当期純利益 | 856 | 766 | 11.7% |