財務・人事東京汽船が12日発表した4‐9月期(2021年3月期第2四半期)決算は、新型コロナウイルスの影響で旅客船事業と売店・食堂事業が大きな打撃を受け、主力の曳船事業も伸び悩んだことから、売上高が22.7%の減収(前年同期比)となり、営業損益は3億7200万円の赤字(前年同期は1億8800万円の黒字)に転じた。最終損失は1億4300万円。
曳船事業は、横浜川崎地区でコンテナ船に底打ち感が見られたものの、自動車専用船、大型タンカー、客船を中心にほぼすべての船種の入出港船舶数が減少。コンテナ船が中心の東京地区では入出港数が微減にとどまり、ほぼ前年同期並みの水準を維持。
横須賀地区ではコンテナ船、危険物積載船や鉱石船の入出港数が減少し、エスコート作業や東京湾口水先艇の乗下船作業が減少した。千葉地区では、プロダクトタンカーが増加した一方、LNG船などの危険物積載船が減少した。通期は従来予想を据え置く。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/中間 | 21/3/1Q | 20/3/通期 | 20/3/3Q | |
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売上高 | 4,664 [-22.7%] | 2,131 [-27%] | 11,825 [-7%] | 9,086 [-6.1%] |
営業利益 | -372 [ - ] | -277 [ - ] | 170 [-80.7%] | 267 [-64.8%] |
最終利益 | -143 [ - ] | -232 [ - ] | 300 [-70.2%] | 242 [-72.5%] |
売上高営業利益率 | -8.0% | -13.0% | 1.4% | 2.9% |