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東京汽船、旅客船事業の打撃大きく2Q営業赤字

2020年11月12日 (木)

財務・人事東京汽船が12日発表した4‐9月期(2021年3月期第2四半期)決算は、新型コロナウイルスの影響で旅客船事業と売店・食堂事業が大きな打撃を受け、主力の曳船事業も伸び悩んだことから、売上高が22.7%の減収(前年同期比)となり、営業損益は3億7200万円の赤字(前年同期は1億8800万円の黒字)に転じた。最終損失は1億4300万円。

曳船事業は、横浜川崎地区でコンテナ船に底打ち感が見られたものの、自動車専用船、大型タンカー、客船を中心にほぼすべての船種の入出港船舶数が減少。コンテナ船が中心の東京地区では入出港数が微減にとどまり、ほぼ前年同期並みの水準を維持。

横須賀地区ではコンテナ船、危険物積載船や鉱石船の入出港数が減少し、エスコート作業や東京湾口水先艇の乗下船作業が減少した。千葉地区では、プロダクトタンカーが増加した一方、LNG船などの危険物積載船が減少した。通期は従来予想を据え置く。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/中間21/3/1Q20/3/通期20/3/3Q
売上高4,664 [-22.7%]2,131 [-27%]11,825 [-7%]9,086 [-6.1%]
営業利益-372 [ - ]-277 [ - ]170 [-80.7%]267 [-64.8%]
最終利益-143 [ - ]-232 [ - ]300 [-70.2%]242 [-72.5%]
売上高営業利益率-8.0%-13.0%1.4%2.9%