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川崎港・東亜石油京浜シーバースで原油流出

2015年5月18日 (月)

事件・事故東亜石油は16日、同社京浜製油所の京浜川崎シーバースで海上に原油が漏洩したと発表した。同社によると、18日時点で原油の拡散はストップしており、現在、ダイバーが海中に潜るなどして原因を調査している。

東亜石油が漏えいを発見したのは15日21時28分頃で、現場海域にオイルフェンスを設置し、海上に流出した原油の拡散を防止措置と油吸着材などによる回収作業を実施。新たな流出は止まっている。

流出した原油では、一部に油粒を含む油膜が確認されており、海上災害防止センターと連携して油吸着材などによる回収作業を実施している。また、薄い油膜については、放水による分散処理を行い、「浮流油の範囲、量ともに改善している」(東亜石油)という。海上への漏えい量は分かっていない。

日本郵船運航のタンカー「TAKAMINE」の揚げ荷役中に、パイプの接続部分から流出したとの報道もあるが、日本郵船は「本船からの流出という事実はない」と否定。東亜石油も「日本郵船のタンカーからの流出でなく、当社の設備から漏洩したものだということは確認できている」として、タンカーからの流出ではないと説明している。