ナック、埼玉・本庄市に国内最大級の宅配水工場

拠点・施設ナック（東京都新宿区）は20日、国内最大級の宅配水生産工場を埼玉県本庄市に建設したと発表した。新工場では生産ラインから倉庫格納までを全自動化した業界初のフルオートメーションを採用。見学者は工場内を動き回るロボットや、ガロンボトル30本を乗せた大型コンテナが行き来する自動倉庫を間近に見学できる。

施設の建設中に出土した古代土器や47か国2000本のミネラルウォーターを展示するなど、本格的なミュージアムスタジオとして、宅配水工場の工場見学だけでなく世界の水事情や本庄市の歴史も学べる施設とした。

国内最長となるRO膜ベッセル（1ベッセル8本×8本）を採用。大型ロボットを複数導入したほか、生産ラインから倉庫格納までを全自動化し、時間あたり2000本、月間100万本の生産スピードを実現した。ガロンボトル16万1640本を格納できる全自動倉庫も備えている。

■施設概要
所在地：埼玉県本庄市児玉町児玉2256
敷地面積：3万1780平方メートル
建物総面積：1万4934平方メートル（うちクリクラミュージアム2962平方メートル）
着工：2013年4月
竣工：2015年4月
投資額：60億円（うちクリクラミュージアム18億円）
生産能力：年間1200万本（時間2000本）