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三菱自、ミニキャブなど6車種リコール「火災のおそれ」

2011年6月24日 (金)

話題三菱自動車工業は23日、「ミニキャブ」など軽自動車6車種が走行中に燃料漏れを起こす可能性があるとして、2010年7月22日から今月7日までに製造した1万987台を対象に、国土交通省へリコール(回収・無償修理)を届け出た。

 

同社によると、無償修理に必要な部品調達はまだ整っていないが、リコールの届け出を優先した。現在、部品の製作中で、7月下旬をめどに部品が整い次第、販売会社から入庫案内を行う。

 

不具合は「オートマチックトランスミッションとプロペラシャフトとの接合部の潤滑が不適切なため、高速走行(時速65キロメートル超え)を行った場合、潤滑が不足する場合がある」というもので、接合部が焼付き、破損し、プロペラシャフトが脱落すると、車両コントロールができなくなり、事故に至る可能性があるという。

 

また、ミニキャブ、タウンボックスでは接合部破損とともに燃料タンクが損傷した場合、燃料が漏れ、火災となるおそれがある。このため、対象車両の使用者に対し、改修作業が完了するまでの間「時速65キロメートル以下での使用」を呼び掛けている。

 

対象車種は三菱ミニキャブ、タウンボックス、パジェロミニのほか、OEM供給を行なっているニッサンのクリッパー、クリッパーリオ、キックス。