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日通、日赤のネパール支援物資輸送を一貫サポート

2015年6月4日 (木)

ロジスティクス日通、日赤のネパール支援物資輸送を一貫サポート日本通運は4日、ネパール地震の被災地を支援するため、現地に専属担当者を派遣し、日本赤十字社の災害救援物資輸送を発着一貫でサポートしたと発表した。

地震発生後、各国政府や国際機関、非政府組織(NGO)などがネパール入りして、救援活動を開始する中、日本赤十字社は緊急対応ユニット(ERU)保健医療チームを現地に派遣、中東ドバイにある備蓄倉庫から大型テントや医療用のERU資器材を現地に発送した。

日通はドバイで出荷準備を行ったほか、5月4日から航空事業支店担当者2人をネパールの首都カトマンズに派遣し、物資輸入のための準備を行った。

同国は内陸にあるため、緊急物資はすべて空港を経由せざるを得ず、各国からの救援物資もカトマンズ空港1か所に集中し、空港は一時的に混乱していたが、日通の担当者は現地関係者と綿密に打ち合わせ、日本赤十字社から受託した支援物資を無事引き渡した。

同社は4月、これまで国際貢献をサポートしてきたノウハウを発展させるため、航空事業支店に「国際貢献物流開発課」を新設した。「今後、時間の経過とともに国際支援は緊急支援から被災地の復旧、復興に変わり、輸送品目も変化していく。航空事業支店で引き続き物資・資機材の輸送をサポートしていく」としている。