九都県市、国に三環状未開通区間の早期開通を要望

拠点・施設首都圏九都県市は23日、国に首都圏三環状道路の未開通区間の早期開通、利用しやすい料金体系、渋滞対策、高速道路構造物の老朽化対策整備を要望する。

具体的には、未開通区間の開通年次を明らかにした上で早期完成と暫定2車線区間の4車線化、東名高速道路以南の区間の計画を早期に具体化すること、特に東京外かく環状道路の関越自動車道から東名高速道路間の開通を2020年東京オリンピック・パラリンピック大会に間に合うよう求める。

料金体系については、新たな料金体系の導入時に激変緩和措置を講じること、10月に債務償還が終了する八王子バイパス（国道16号）相原ICから打越IC間を確実に無料化すること――など、都心の通過交通の環状道路への誘導や会社間乗継時の割高感の解消に配慮するよう働きかける。

渋滞対策では、首都高速中央環状線板橋熊野町JCT間の改良など、交通渋滞解消に寄与する事業を推進し、東名高速道路大和トンネル付近、中央自動車道調布付近、小仏トンネル付近、京葉道路穴川IC付近の渋滞対策を早期に実施することを求める。