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建設労働需給調査、7・8月やや緩和の見通し

2015年6月29日 (月)

調査・データ国土交通省がこのほど公表した5月の建設労働需給調査結果によると、全国の8職種の過不足率は4月が0.5%の不足、5月も0.5%の不足となった。

(出所:国土交通省)

(出所:国土交通省)

東北の8職種の過不足率は4月が1.7%の不足、5月は0.6%の不足となり1.1ポイント不足幅が縮小。8職種の今後の労働者の確保に関する見通しは、全国、東北とも「普通」となっている。

すべての地域で技能労働者(8職種計、原数値)が不足傾向となり、特に九州が5.3P減と、全国で最も増減幅が大きくなった。

翌々月(7月)の労働者確保の見通しは、「困難」と「やや困難」の合計が25%で、対前年同月比5.9Pの下降。一方、「やや容易」と「容易」の合計は13.5%で、6.3Pの上昇となっている。

翌々々月(8月)見通しは、「困難」が19.3%で4.2Pの下降となっている。一方、「容易」は13.7%で0.5Pの上昇となった。

残業・休日作業を実施している現場数(強化現場数)は、手持現場数の3.7%となっており、前月(4月)と比べ1.1P拡大。対前年同月(2.8%)比では0.9ポイント拡大している。強化理由は、「その他」を除いて「前工程の工事遅延」「昼間時間帯時間の制約」「無理な受注」の順となった。