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白島石油備蓄基地で防災訓練、貨物船衝突想定

2015年7月15日 (水)

環境・CSR白島石油備蓄基地で防災訓練、貨物船衝突想定独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)はこのほど、国から委託を受けて管理している白島国家石油備蓄基地(北九州市)で若松海上保安部と合同の総合防災訓練を実施した。

訓練では、白島基地防災訓練計画に基づき、操業会社の白島石油備蓄北九州事業所とともに、若松海上保安部と連携した災害発生時の緊急連絡訓練、現地災害対策本部の立ち上げによる初期対応、素早く適切な緊急対応などを確認した。

「シーバース着桟中の原油タンカーへの払出荷役中、付近を航海中の貨物船が航路を外れ、原油タンカーに衝突、その反動でローディングアームの継手から原油の流出が発生した」との想定で、若松海上保安部の巡視艇と基地防災船が出動し、事故発生の緊急連絡、現地災害対策本部の設置、オイルフェンスの展張、流出油の状況調査・防除、負傷者の救出搬送などの訓練を行った。

訓練には全体で102人が参加し、2時間で終了した。

白島国家石油備蓄基地は、浮遊式海洋構造物による洋上タンク方式を採用しており、地震・津波に強く、漏油拡散の危険性が低いとして国内外から注目されている。6月末時点で473万キロリットルの原油が保管されている。