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日本郵船、船舶性能管理システムで航海学会から表彰

2015年7月29日 (水)

認証・表彰日本郵船、船舶性能管理システムで航海学会から表彰日本郵船は28日、同社とMTI(東京都千代田区)が共同開発したパフォーマンスマネージメントシステム「SIMS」が「2014年度日本航海学会航海功績賞」を受賞したと発表した。

27日に行われた海事三学会合同表彰式に日本郵船の赤峯浩一専務経営委員とMTIの五十嵐誠社長、安藤英幸船舶技術部門長が出席し、表彰状が授与された。

日本郵船とMTIは、船舶の燃料消費量、推進性能の状態をより正確に把握するため、2008年からこのシステムの開発に取り組んできた。同システムを導入することで、毎時間の詳細な運航状態や燃費に関するデータを船陸間でタイムリーに共有することができ、本船の船速や燃費に関するパフォーマンスや天候などの正確な状況把握に基づいて、より効率的な運航や配船が可能になった。

郵船グループでは現在、コンテナ船、バルカー、自動車船、タンカー、LNG船など合わせて130隻以上の船舶にシステムを導入しており、システムから得られるビッグデータの活用にも取り組みを始めている。

今後は、船種ごとのニーズに合わせた運航のインフラとしてシステムの技術改良、データ解析技術の向上に取り組み、機関故障の低減・防止による修繕費用の削減やロスタイムの減少、安全確実な貨物輸送の実現など活用範囲を広げていく。