日立機材、屋上システム事業を開始

産業・一般日立機材（東京都江東区）は25日、屋上システム事業を開始すると発表した。

屋上システム事業は、省エネルギーを可能にする断熱パネルとクリーンな自然エネルギーを利用する太陽光発電システムを主力商品としており、これらのシステムを屋上に設置することで、温室効果ガスの発生を抑制し、都市部のヒートアイランド現象を緩和する。

日立機材では、これまで建築業界向けに制震・耐震商品とフリーアクセスフロアを提供してきたが、これらの事業で培った技術・経験を活かし、建築物の屋上部分へ設置して環境負荷低減に寄与するシステム商品を提供することにした。これにより、建築物の基礎から屋上までのワンストップサービスを提供する体制を整える。

商品ラインアップは、屋上緑化パネル（商品名エコグリーンマット）、屋上防水パネル（アクアロック）、屋上保水パネル（アクアキャッチ）のほか、太陽光発電システムを取り扱う。

販売目標は、今年度1億円、2012年度3億円、13年度に10億円を目指す。断熱パネルは8月1日から、太陽光発電システムは今年度下半期から事業を開始する。