国際上海民生輪船グループの民生国際貨物運輸代理(中国)は16日、水運同士を組み合わせたマルチモーダル輸送「水水中転多式連運」のコンテナ貨物を、2月10日に重慶市で初出荷したと発表した。貨物は万州で生産されたザーサイ製品で、万州新田港から長江水運で上海へ輸送し、同地で外航船に積み替えて香港へ向かう。内陸港と海港を結ぶ水運ネットワークを活用した輸出モデルとなる。
今回の輸送は、中国税関総署が発表した公告に基づく多式連運モデルの試行制度を活用したもの。海運や鉄道、水運を組み合わせた複合輸送で「一単制」「一箱制」を導入し、輸送全体を単一の輸送書類とコンテナで管理する仕組みを採用した。
この方式では、出発地または入境地で一括して税関手続きを行うことが可能となり、積み替え港や通関地点での手続き負担を軽減する。長江水運と海上輸送を連携させることで、内陸地域からの輸出物流の効率化を狙う。
民生輪船は今回の試行を契機に、多式連運サービスの強化を進める。長江流域の水運ネットワークを活用し、重慶の内陸国際物流拠点としての機能強化や外貿物流の効率化につなげる。
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