ロジスティクス福山通運が7日発表した4-6月期連結決算は、主力の運送事業で収受運賃の見直しに取り組み、営業利益が30%の増益となった。売上高営業利益率は前年同期の3.9%から5%へと改善した。
運送事業では、輸送サービスの安定化に向けて東京・大阪間に続いて、3月に東京・福山間で専用貨物列車「福山レールエクスプレス号」が本格稼働を開始。モーダルシフトの推進と幹線輸送の多様化に注力するとともに、収受運賃の見直しを図り、部門利益が42.7%拡大した。
中間期の業績予想に対する進捗度は売上高が49.8%、営業利益が55.7%、純利益が65.6%と順調に推移している。
[福山通運]2016年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)
2016年3月期第1四半期 | 2015年3月期第1四半期 | 増減 | ||
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売上高 | 62,791 | 61,821 | 1.6% | |
営業利益 | 3,118 | 2,397 | 30.0% | |
経常利益 | 3,714 | 2,876 | 29.2% | |
当期純利益 | 2,492 | 1,681 | 48.2% |