サービス・商品ディーエムエス(DMS)は12日、4月に開設した川島ロジスティクスセンターに最新の物流機器「e-Cube」(イーキューブ)を導入すると発表した。
EC・通販などの出荷業務では、市場の拡大と多様化に伴い多品種化や注文内容の複雑化が進んだことにより、梱包する中身に対してパッケージのサイズが大きすぎるなど、無駄が生じることがあった。
これが配送料金などのコスト改善の余地を残すことになっていたため、新型機器を導入することで、改善につなげようとしたもの。
イーキューブはフランスの「B+イクイップメント社」製で、パッケージの高さを中身の大きさに合わせて調整することができる自動梱包機で、複数のサイズのパッケージを用意する必要がなく、汎用的なパッケージに対応するのが特徴。
これにより、顧客企業はパッケージサイズを小さくし、物流費の多くを占める配送料金の抑制につなげることができるほか、パッケージコストや緩衝材の削減が期待できる。
川島ロジスティクスセンターへの導入は8月下旬とする計画で、稼働中のほかのマテハン機器・物流システムと連携し、ひとつの物流ラインとして機能する。