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7月の商業販売額、小売1.6%増、卸0.4%減

2015年8月28日 (金)

調査・データ経済産業省が28日発表した商業動態統計調査結果(速報)によると、7月の商業販売額は39兆1260億円で前年同月に比べて0.2%の増加となった。 このうち卸売業は27兆1170億円(0.4%減)で、小売業は12兆90億円(1.6%増)だった。季節調整済みの商業販売額は前年比0.3%低下した。卸売業は0.3%上昇、小売業は1.2%上昇した。

■卸売業、鉱物・金属材料卸売業11.9%減少
卸売業を業種別にみると、鉱物・金属材料卸売業(11.9%減)、衣服・身の回り品卸売業(5%減)、化学製品卸売業(4.4%減)、建築材料卸売業(1.7%減)、家具・建具・じゅう器卸売業(0.7%減)、その他の卸売業(0.3%減)、各種商品卸売業(0.2%減)は減少した。一方、医薬品・化粧品卸売業(5.5%増)、食料・飲料卸売業が(5.2%増)、農畜産物・水産物卸売(4.2%増)、機械器具卸売業(2.4%増)、繊維品卸売業(0.5%増)は増加した。

大規模卸売店販売額は8兆210億円で2.1%減少した。商品別にみると、鉱物(47.2%減)、石油・石炭(26.7%減)、一般機械器具(23.1%減)、鉄鋼(8.5%減)、化学製品(7.5%減)が減少した。一方、その他の機械器具(20.7%増)、医薬品・化粧品(19.9%増)、その他の輸送用機械器具(11.2%増)が増加した。

■百貨店・スーパーの販売額3.2%増
小売業を業種別にみると、織物・衣服・身の回り品小売業(5.8%増)、その他小売業(4.1%増)、飲食料品小売業(4%増)、医薬品・化粧品小売業(3.6%増)、自動車小売業(3.5%増)、機械器具小売業(3.3%減)、百貨店などの各種商品小売業(1.4%増)が増加した。一方、燃料小売業は9.1%減少した。

百貨店・スーパー販売額は1兆7056億円(3.2%増)で、このうち百貨店は6191億円(3.1%増)、スーパーが1兆865億円(3.1%増)だった。商品別にみると、衣料品3.1%増、飲食料品2.4%増、その他5.1%増となった。百貨店・スーパーの季節調整済前月比は1.8%増で、うち百貨店が1.2%減、 スーパーは1.3%増だった。

百貨店の主力商品である衣料品は、身の回り品(8.1%増)、婦人・子供服・洋品(3%増)、紳士服・洋品(1.2%増)、その他の衣料品(0.5%増)とすべて増加し、全体では4%の増加となった。飲食料品は1.4%減少。

その他はその他の商品(11.9%増)、家庭用品(0.4%増)が増加し、家具(10.3%減)、家庭用電気機械器具(7.8%減)、食堂・喫茶(0.5%減)が減少したものの、全体では7.3%上昇した。

スーパーの衣料品は、身の回り品(7.1%増)、その他の衣料品(2.6%増)が増加したものの、婦人・子供服・洋品(1%減)、紳士服・洋品(0.2%減)が減少し、全体で0.9%減となった。主力の飲食料品は、3.3%増加した。

その他は、家庭用電気機械器具(22.7%増)、家具(6.9%増)、その他の商品(3.4%増)が増加し、食堂・喫茶(9.8%減)、家庭用品(2.9%減)が低下したものの、全体では3.8%の増加となった。

■コンビニ販売5.3%増
コンビニエンスストアの商品販売額とサービス売上高は1兆32億円(5.3%増)だった。商品別ではファーストフードと日配食品が3724億円 (8%増)、加工食品が2760億円(5%増)の増加で、商品販売額は9475億円(4.9%増)に上昇した。また、サービス売上高は558億円で14.1%増となった。