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2月の商業販売額1%減、経産省調べ

2017年3月29日 (水)

調査・データ経済産業省が29日発表した2月の商業動態統計調査結果(速報)によると、2月の商業販売額は35兆3890億円で前年同月に比べて1%減少した。

このうち卸売業は24兆6090億円(0.2%減)で、小売業は10兆7800億円(0.1%増)だった。季節調整済みでは、商業販売額が前月比0.2%低下した。卸売業は0.1%上昇、小売業は0.2%の上昇となった。

■卸売業、衣服・身の回り品卸売業19.5%減
卸売業を業種別にみると、衣服・身の回り品卸売業が19.5%減、繊維品卸売業が9.9%減、その他の卸売業7.9%減、家具・建具・じゅう器卸売業7.2%減、医薬品・化粧品卸売業5.5%減、建築材料卸売業5.1%減、農畜産物・水産物卸売業4.5%減となった。

一方、鉱物・金属材料卸売業が9.4%増、各種商品卸売業3.2%増、機械器具卸売業2.1%増。化学製品卸売業1%増、食料・飲料卸売業0.2%増。

大規模卸売店販売額は8兆3152億円で4.4%増加した。商品別にみると、鉱物67.8%増、石油・石炭が18.3%増、化学製品13.5%増、非鉄金属11.3%増、鉄鋼8.8%増。

■百貨店・スーパー販売額2.6%減
小売業を業種別にみると、燃料小売業が10%増、自動車小売業4.8%増、医薬品・化粧品小売業1.5%増。一方、各種商品小売業(百貨店など)が5.1%減、機械器具小売業2.2%減、無店舗小売業2.1%減、その他小売業1.8%減、飲食料品小売業1.5%減、織物・衣服・身の回り品小売業0.5%減少。

百貨店・スーパー販売額は1兆4493億円で2.6%減少。百貨店は4471億円で2.8%減、スーパーは9719億円で2.6%の減少となった。

商品別にみると、衣料品は5.7%減、飲食料品1.7%減、その他2.4%減。百貨店・スーパーの季節調整済前月比は0.7%上昇。百貨店は1.1%上昇、スーパーが0.1%上昇だった。

百貨店の主力商品である衣料品は、婦人・子供服・洋品6.8%減、その他の衣料品が5.6%減、身の回り品3%減、紳士服・洋品が1.9%減となったため、衣料品全体では4.9%の減少。

飲食料品は2.2%減。その他は、家庭用電気機械器具が10.6%減、家具が10.2%減、食堂・喫茶8.4%減、家庭用品4.9%減、その他の商品2.2%増となったため、その他全体では0.3%減となった。

スーパーの衣料品は、身の回り品が10.5%減、その他の衣料品8.2%減、紳士服・洋品6.5%減、婦人・子供服・洋品6.7%減となり、衣料品全体では7.5%減。

スーパーの主力商品である飲食料品は1.7%の減少。その他は家具が23.6%減、家庭用品8.4%減、家庭用電気機械器具5.2%減、その他の商品3%減、食堂・喫茶0.9%増でその他全体では4.2%減少。

■コンビニ販売額0.8%増
コンビニエンスストアの商品販売額・サービス売上高は8542億円で0.8%増加。商品別にみるとファーストフード・日配食品が3221億円で0.8%増、加工食品が2259億円で0.7%増、非食品2576億円で0.7%増となり、商品販売額は8056億円で0.8%増加。サービス売上高は485億円で1.5%増。