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JMC調べ

6月の機械輸出、韓国・台湾向けが23.9%増加

2015年9月1日 (火)

調査・データ日本機械輸出組合(JMC)は8月31日、6月の機械貿易動向を発表した。機械輸出額は4兆1827億円で前年同月と比べて9.4%増と10か月連続で増加した。

為替や営業日要因を合わせた増加要因(16.3%)を考慮すると、実質的な伸び率は6%減で再び減少した。輸入額は2.9%減で6か月連続で減少した。

JMCでは、増加要因について「対ドルで円安傾向が続き、自動車や産業機械、電子デバイスなどが増えたため」としている。

6月の為替動向は1ドル123円と前年から20.6%の円安となったが、対ユーロは136.9円と1.4%の円高だった。

地域別では韓国・台湾向けが23.9%と大幅に増加、北米向け(16.4%増)、中国向け(9.2%増)、EU向け(8.9%増)、ASEAN・南アジア向け(5.6%増)――と続いた。一方その他地域向けは3.2%減少した。

業種別では機械輸出額の36%を占める自動車(12.2%増)をはじめ、17%を占める産業機械(12.4%増)、電子ディバイス(15.1%増)などが寄与した。

JMCでは7月の輸出について「為替・営業日要因は11.3%の増加寄与要因となる」としていたが、貿易統計速報を基にした簡易計算では7月の機械輸出は9.2%増だった。