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凸版印刷、混在対応の表示機能付きRFIDを開発

2015年9月17日 (木)

サービス・商品凸版印刷、混在対応の表示機能付きRFIDを開発凸版印刷は16日、製造から物流までトータルに製品・工程を管理する表示機能付きRFID「ニアクロスDU」を開発し、12月からサンプル出荷を開始すると発表した。

ニアクロスDUは、紙ベースやバーコード、ICタグなどが混在する製品・工程管理を1台で実現できるRFIDで、2.7インチの電子ペーパーディスプレイを搭載し、数センチの通信距離を持つHF帯の非接触リーダライタからの電力のみで表示を書き換えられる。

HF帯だけでなく、UHF帯にも対応しているため、1メートル離れた場所からでも複数一括IDを読み取ることができ、温度・湿度・大気圧センサーの搭載にも対応するため、環境データを用いた品質管理が可能になる。

電子ペーパーと独自の回路設計を用いることで低消費電力での動作を実現。電子ペーパーは10万回の表示書き換えが可能となっている。サイズは縦54ミリ×横110ミリ×厚さ9ミリで、サンプル出荷価格は1台1万円に設定する。

同社は2016年4月の量産化を目指して開発を進め、16年度に関連受注を含め1億円の売上を目指す。