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エプソン、台湾企業と産業分野向け電子ペーパー部品で連携供給

2010年10月21日 (木)

メディカルセイコーエプソンは21日、フラットパネルディスプレイの製造を手掛ける台湾のCHILINテクノロジー社(奇菱科技)と産業分野向けに、電子ペーパー端末の製造に必要な部品を、連携して供給していくことで合意した、と発表した。

 

現在の電子ペーパーディスプレイを搭載した電子ペーパー端末の市場は、コンシューマー向けの電子書籍用途が主流となっているが、今後は、小売、流通、広告、医療健康分野などでの産業用途も大きく成長すると期待されている。産業用途では、低消費電力で小型の電子ペーパーディスプレイが需要の中心になると考えられている。

 

エプソンとCHILINは、成長が見込まれる産業分野向けに、低消費電力で小型の電子ペーパー端末を実現させる電子ペーパー部品を供給するため、両社のラインアップから選定した最適な組み合わせとなるICと電子ペーパーディスプレイを、顧客にセットとして提案していく。

 

産業分野の顧客は、エプソンとCHILINの電子ペーパー部品をセットで採用することで、さまざまな用途に対応した電子ペーパー端末を、短期間で効率的に開発することが可能になる、としている。