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出光、ポリカーボネート樹脂生産を台湾に集約

2015年10月1日 (木)

拠点・施設出光興産は9月30日、ポリカーボネート樹脂「タフロン」の生産を、台湾のフォルモサケミカルズ&ファイバーへ集約すると発表した。

この決定を受け、同社は年内いっぱいで千葉工場(千葉県市原市)のポリカーボネート製造装置の運転を停止する。

フォルモサケミカルズ&ファイバーは、出光のライセンス供与を受けて2002年からポリカーボネートを生産しており、13年以降、千葉工場から段階的に生産の集約を進めていた。

今回、特殊グレードも集約対象とすることで、出光のポリカーボネートはすべてのグレードの生産をフォルモサケミカルズ&ファイバーで行うことになる。

フォルモサケミカルズ&ファイバーのポリカーボネート装置は、台湾雲林県の「麦寮コンプレックス」に立地。安定的な原料供給と20万トンの生産能力でアジアトップクラスの競争力を持つとされる。