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DHL、はんこ屋さん21の30店舗に持込拠点開設

2011年8月17日 (水)

ロジスティクスDHLジャパンは17日、荷物の持ち込み拠点であるDHLサービスポイントを拡大し、22日から新たに全国30か所にオープンすると発表した。これにより国内のサービスポイントは168か所となり、サービスセンターや営業所などを併せた全国の拠点数は206か所となる。

 

今回開設するDHLサービスポイントは、印章販売で日本最大のフランチャイズチェーン「はんこ屋さん21」を展開するグレエイト(東京都台東区)の30店舗に開設する。今回の開設によって、全国に300店舗ある加盟店のうち90店舗でDHLのサービスを利用できるようになる。

 

新規にカバーする地域としては、富山県、島根県、三重県に開設する3か所が県内初、東京都23区内の足立区、北区、荒川区、墨田区、練馬区では区内初のサービスポイントとなる。北海道千歳市にも開設し、国際会議場や観光名所などに近接したエリアに開設することで、ビジネスユースや国内外からの旅行者に、海外向けの書類や荷物を持ち込み発送できる利便性を提供する。

 

このほか、町田市、国分寺市、府中市など、都内の主要エリア、千葉県(松戸市)、埼玉県(川口市、草加市、和光市、熊谷市)、兵庫県(宝塚市、伊丹市)など関東・関西有数のベッドタウンにも開設。会社員や外国人居住者の個人利用の獲得を狙う。

 

利便性の高い都市中心部に多数位置するサービスポイントでは、シンプルな料金体系で個人顧客が気軽に利用できる輸送サービス「DHLエクスプレス・イージー・シンプルパック」を取り扱う。同商品は、3つのサイズの専用梱包材に詰め放題で、料金は重量にかかわらず、アジア・パシフィックゾーン、アメリカゾーン、ヨーロッパ他ゾーンと3種類のゾーン別一律料金となっており、航空機燃料割増金の影響による月々の価格変動がない。

 

今回のDHLサービスポイントの拡大について、DHLジャパンの山川丈人社長は「はんこ屋さん21との提携開始から約1年半で店舗数がほぼ3倍となったが、この拠点数拡大は、全国各地で中小企業や個人の顧客からの国際エクスプレス輸送のニーズが高まっていることに応えるもの」と話している。