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川崎汽船2Q、減収減益もエネルギー船が収益下支え

2025年11月5日 (水)

財務・人事川崎汽船が5日発表した2026年3月期2四半期連結決算は、売上高が前年同期比7.0%減の5005億6500万円、経常利益が同68.1%減の596億6900万円、最終利益が62.5%減の686億3200万円と減収減益となった。持分法適用関連会社のオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE、シンガポール)からの投資利益は163億円を計上した。

セグメント別では、製品物流が減収減益となり、売上高が1.9%減の3038億円、セグメント利益は68.9%減の575億円。自動車船は米国向けに追加関税が発動されたものの、他地域の堅調な需要で全体としては底堅く推移。国内物流や港湾事業も取扱量が増加し、国際物流では半導体や自動車関連貨物の動きが堅調だった。一方、コンテナ船事業では新造船の大量竣工による供給過剰で運賃が下落し、ONEの減益が響いた。

ドライバルクは、鉄鉱石やボーキサイトの荷動きが堅調であったが、石炭輸送の停滞などで市況が一時軟化。セグメント利益は87.0%減の9億円となった。エネルギー資源は、LNG船や原油船などが長期契約で安定稼働し、売上高は2.8%減の493億円ながら、利益は4倍超の48億円と増益を確保した。

通期業績予想は、売上高が前期比6.1%減の9840億円、経常利益が同67.5%減の1000億円、最終利益が65.6%減の1050億円を見込む。

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