荷主日本郵船は5日、デジタル技術を活用した安全運航と船上業務の効率化を目的に、マリンDX(デジタルトランスフォーメーション)機器を搭載した自動車専用船を発注したと発表した。船は2026年3月に完成する予定で、商用航海中にトライアルを実施し効果を検証する。

▲マリンDX機器を搭載した自動車専用船のイメージ(出所:日本湯煎)
本船には、自律運航システム、大動揺防止システム、船内全域をカバーするWi-Fiネットワークを搭載する。自律運航システムは日本財団の無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」で開発されたもので、AI(人工知能)による画像認識やレーダー解析により、衝突・座礁リスクを自動検知し、避航計画を立案して操船を行う。従来操船への切り替えも可能だ。
また大動揺防止システムは波浪データから船体動揺を予測し、最も安定した針路と速力を操船者に提案することで貨物の荷崩れ防止を図る。Wi-Fiネットワークを船内全域に設置し、リアルタイム映像確認や医療機関との通信を可能にして船内作業の効率化を進める。
本船は全長199.95メートル、全幅38メートル。
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