
▲次世代産業用ヒューマノイドロボット「Walker S2」(出所:GA Robotics)
サービス・商品GA Robotics(ジーエーロボティクス、埼玉県川口市)は5日、UBTECH Robotics(中国)が発表した次世代産業用ヒューマノイドロボット「Walker S2」を日本で2026年前半に展開すると発表した。
同ロボットは身長176センチ、重量73キロ、全身52自由度を有し、最大歩行速度は毎秒2メートル。階段や2センチの段差も移動可能で、航空機グレードのアルミと複合弾性樹脂を採用した高剛性軽量ボディを備える。第4世代「Dexterous Hand」は片手11自由度と6軸力覚センサーを搭載し、精密な作業に対応する。
制御OSはUBTECH独自の「ROSA 2.6」を採用。AI(人工知能)エージェント「Prov AI」がタスク計画や異常検知を行い、双眼ステレオカメラで部品形状をリアルタイム認識する。バッテリーは自動スワップ式で、クラウド制御によりタスク優先度に応じた充放電を行う。
同機は無人物料搬送や検査支援、設備点検、在庫検査などに活用できる。GA RoboticsはROS2ベースのSDKを提供し、研究機関やSI企業が独自開発できる環境を整備する。
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