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国交省、トラック後退時の安全確保を要請

2015年10月19日 (月)

行政・団体徳島市の道路で今月3日、視覚障害のある男性と盲導犬が後退警報スイッチをオフにしたまま後退したトラックに引かれて死亡する事件が発生したことを受け、国土交通省は15日、全日本トラック協会に対し、会員事業者に「後退時の安全確保」を徹底することを周知するよう要請した。

トラックの運行時は車高、視野、死角、内輪差、制動距離など構造上の特性を踏まえたうえで安全を確保する取り組みが求められているが、今回のような事故が発生することを防ぐため、改めて後退時の安全確保を徹底するよう注文。

具体的には、運転者への確認事項として、進路変更、展開、後退しようとする際に、あらかじめバックミラーなどで周囲の安全を十分に確かめること、後退時に発音することで歩行者などに注意喚起を行う装置を備える車両では、「やむを得ない場合を除き、装置を停止しない」ことを求めた。

また、運送事業者に対しては、運転者に車両の構造上の特性を理解させるとともに、危険予知・回避に必要な技能を習得させるなど、適正な指導・監督を実施するよう要請した。