ロジスティクスSBSホールディングスが13日に発表した1-9月期決算は、国内で物流センター業務の立ち上げが相次ぎ、海外ではコンテナ輸送の新会社を設立するなど事業展開を加速しながら効率を重視した再編を進めた結果、売上高が19.5%増(前年同期比)の1232億9500万円と大幅な増収となった。
また、燃料価格の低下や料金改定効果が利益を押し上げ、営業利益は32.7%増の43億3700万円に拡大。売上高営業利益率は前年同期の3.2%から3.5%へとやや改善した。
物流事業では、前年度に株式を取得したインドのトランスポール社(現SBSトランスポールロジスティクス)を連結化したことで2割近い増収効果を得た。また、燃料価格の低下や料金改定効果で用車費、人件費の増加を吸収し、4割以上の部門増益となった。不動産事業でも、物流施設2物件の売却と賃料収入が増加し、堅調に推移した。
通期業績予想に対する進捗度は、売上高が74.7%、営業利益が78.9%、最終利益が96.7%と、利益面でやや上振れて推移している。
[SBSホールディングス]2015年12月期第3四半期決算(単位:百万円)
2015年12月期第3四半期 | 2014年12月期第3四半期 | 増減 | ||
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売上高 | 123,295 | 103,150 | 19.5% | |
営業利益 | 4,337 | 3,268 | 32.7% | |
経常利益 | 4,751 | 2,914 | 63.0% | |
当期純利益 | 3,674 | 2,482 | 48.0% |