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愛知製鋼、CVT用熱間鍛造プレスラインを建設

2015年11月17日 (火)

荷主愛知製鋼(愛知県東海市)は17日、無段変速機(CVT)用熱間鍛造プレスラインの建設に着手した。投資額は38億円で、2017年1月の稼働開始を目指す。

同社は4月に中小型車向けのクランクシャフト用鍛造プレスラインを竣工しているが、今回は中小型車向けに需要が拡大するとみられるCVT用鍛造品の熱間鍛造プレスラインを2ライン同時に導入し、生産能力を高める。

この熱間鍛造プレスラインを建設することで、同社は国内トップクラスの高速自動鍛造を実現するとともに、熱間鍛造時の保有エネルギーを利用した最新のFIA炉を導入することで、鍛造品の熱処理工程をインライン化。

これにより、物流改善による生産のリードタイム短縮を図り、省エネルギー化、CO2排出量削減につなげる。

熱間鍛造プレスラインの導入を皮切りに、CVT用鍛造品の全製造工程での生産能力増強を行い、併せて将来を見据えた生産設備の統廃合による再構築を進め、需要拡大が期待されるCVTへの安定供給を図る。