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大和ハウス、九州に11万m2の物流施設着工

2015年11月19日 (木)

拠点・施設大和ハウス工業は19日、福岡県宇美町で九州最大となるマルチテナント型の大規模物流施設「DPL福岡宇美」に着工すると発表した。投資額は100億円。

大和ハウス、九州に11万m2の物流施設着工

DPL福岡宇美は地上5階建て、延床面積11万2726平方メートル(3万4100坪)で、「福岡ヤフオク!ドーム」の1.6個分の広さとなる。1フロアの面積は2万3100平方メートル(7000坪)と、2、3テナントが利用できるゆとりのあるスペースを確保した。

インターネット通販事業者や小売業者、アジアへの配送を手掛ける事業者など、複数のテナント企業の入居を想定したマルチテナント型物流施設として、物流業界の市場環境の変化を捉えたニーズに対応する。

施設は、九州で初めて40フィートコンテナ車が各階に直接乗り入れるらせん状のランプウェイを2基採用。全体で130台分のトラックバースを備える。

1000坪単位の利用に対応し、それぞれの区画に事務所スペースを設けることができる。施設全体では最大17テナントが入居可能。

現地は周辺に流通加工など物流関連企業の倉庫などが集積する、九州自動車道太宰府ICから7キロの若草工業団地内に位置し、福岡空港や博多港、博多駅まで自動車で30分圏内と、陸、海、空路輸送を利用できる。近隣には生活環境が整った住宅団地があり、職住近接の就労環境が整っている。

同社はこれまで九州で、マルチテナント型の大規模物流施設として「DPL福岡糟屋」「DPL北九州」、BTS型物流施設「Dプロジェクト鳥栖I・II・III」「Dプロジェクト福岡箱崎」など10か所・総敷地面積30万8000平方メートルの開発を手がけている。

■建物概要
名称:「DPL福岡宇美」
所在地:福岡県糟屋郡宇美町若草3丁目2631-2ほか
敷地面積:5万787.47平方メートル(1万5363坪)
建築面積:2万3307.42平方メートル(7050坪)
延床面積:11万2726.83平方メートル(3万4100坪)
1フロアの面積:2万3100平方メートル(7000坪)
構造・規模:RC造地上5階建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:大和ハウス工業
設計・施工:竹中工務店
着工日:2015年11月19日
竣工:2017年1月
入居:2017年2月
総投資額:100億円