JICA、バングラの輸送網強化へ1332億円の円借款供与

行政・団体国際協力機構（JICA）は14日、バングラデシュの輸送網の安全性向上と効率化を目的とした「西部橋梁の架け替えと新設」など6件、総額1332億6500万円を限度とする円借款貸付契約に調印した、と発表した。

同国では、過去30年間で貨物取扱量が8倍となっており、今後も年率6％の増加が見込まれる。全輸送機関の8割がトラックが占め、周辺地域にとっても重要な流通ルートとなっている一方、国内の道路に架かる3800橋の4割が老朽化、維持管理不足、初期欠陥などで「通行不能なほどの構造的欠陥・損傷がある」

雨季には損傷橋梁や、大型・重量貨物車両の通行が困難な橋梁などが流通のボトルネックとなっていた。今回の橋梁改良事業では、西部地域60橋の架け替えと新設を行い、渡河の安全性、道路ネットワークの効率性を高める。