共同印刷、日本写真印刷子会社と生産･物流連携

荷主共同印刷は21日、日本写真印刷傘下の日本写真印刷コミュニケーションズが扱う出版印刷・商業印刷事業で、生産と購買の最適化を目指した生産提携を行うと発表した。

両社が扱う印刷事業は出版市場の縮小、情報メディアの多様化で企業間の受注競争が激化していることから、東京地区で生産の協業体制を構築し、需要に応じた最適な生産体制への再編、品質管理体制の確立、購買活動や物流業務連携を進めることにした。

具体的には、2016年4月以降に日本写真印刷コミュニケーションズが東京地区で取り扱う印刷物の量産工程を共同印刷が受託する。生産受託は部分的に開始し、両社で定める品質管理基準の構築状況に応じて段階的に規模を拡大していく。協業規模は17年度に両社合わせて数億円の規模となる見通し。

また、共同印刷は日本写真印刷コミュニケーションズの株式の一部取得についても協議を進め、17年度以降、営業面での協業や提携内容の拡大を検討する。