荷主シークスは21日、ASEAN域内物流機能の統括や購買力の強化を図るため、来年1月1日付けで「アセアン統括室」を新設すると発表した。
AEC(ASEAN経済共同体)の発効、TPP交渉の進捗などマクロ環境が変化する中、同社がマザー・マーケットの一つに位置付けるASEAN域内の拠点ごとに成長戦略の実現を目指すとともに、今後の「ブロック化経営」をにらみ、その第一弾としてシンガポールにアセアン統括室を設ける。
具体的には、(1)バイイングパワーの強化(2)域内物流機能の統括(3)各拠点の管理・監督の強化(4)ローカル人材育成・強化(5)最適ITシステムの構築(6)市場動向調査――などを担う。
会長・社長の直轄室とし、スピードを重視した独立体として当面の課題へ対処していく方針。
■関連人事
氏名 | 新 | 旧 |
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片岡潤一氏 | アセアン統括室長兼本社付シンガポール駐在 | 本社付シンガポール駐在 |