センコー、24年度までに中国で低温物流9拠点

ロジスティクスセンコーは24日、昨年同社グループ入りした冷凍・冷蔵物流のランテックとともに、中国で航空貨物輸送を手がけるシノトランスエア（中外運空運）と合弁会社を設立することで合意した、と発表した。センコーは合弁会社を通じ、中国で冷凍・冷蔵物流業体制の構築に取り組む。

合弁会社はセンコーとランテックがそれぞれ25％、シノトランスエアが50％を出資して来年2月に設立し、上海浦東国際空港に隣接する土地で2017年7月に冷凍・冷蔵物流センターを稼働させる。その後も24年度までに中国主要都市で8か所の冷凍・冷蔵物流センターを開設する計画。

センコーの現場力とランテックの冷凍・冷蔵物流の技術・ノウハウを活かし、シノトランスエアが中国国内に保有する拠点、土地を活用、高品質な冷凍・冷蔵物流ネットワークの構築を進めていく。

シノトランスエアは中国で航空貨物輸送代行などの物流業を展開しているが、同国内で急速に進む冷凍・冷蔵物流需要への対応を検討していた。