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グンゼ、低温下の穴開きに強いフィルムを発売

2016年1月4日 (月)

サービス・商品グンゼは4日、食品包装用バリアナイロンフィルム「HEPTAX」(ヘプタックス)シリーズで耐寒、耐ピンホールの新グレード「PF」タイプの販売を開始すると発表した。

新たに開発したPFタイプは、同社の原料配合技術、多層化技術、延伸技術により、低温下での柔軟性と突刺耐性を両立させた。

低温環境下、特に冷凍環境下ではフィルムの柔軟性が損なわれ、強度が低下。内容物も硬化してフィルムを突き刺し、バリア包装材で致命的なピンホールと呼ばれる穴が開きやすい過酷な環境となることが課題だった。

新製品は、既存のフィルムから厚みを変えず、低温環境下でのピンホールリスクを最大限減少させる。バリア材にはエチレン-ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)を使用し、ハイバリア性能を備える。常温でも一般グレードに比べて強く、強度を求めたい場合に適している。

同社は「冷凍充てん・冷凍流通に最適なバリア包装材として、耐ピンホール要望の高い業界でのさらなる需要拡大を図っていく」としている。