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ホンダ、インドでパワートレイン部品の生産強化

2010年7月29日 (木)

拠点・施設本田技研工業(ホンダ)は28日、インド法人のホンダシエルカーズインディア・リミテッドが、ラジャスタン州タプカラの第二工場敷地内にある四輪車パワートレイン工場を拡張し、2011年初頭から新たにシリンダーヘッドとシリンダーブロックの生産を開始すると発表した。

 

パワートレイン工場は、2008年9月の稼働開始以来、コンロッドやクランクシャフトを生産し、ウッタルプラディッシュ州グレーターノイダにある第一工場の完成車工場へ出荷してきた。今回、新たにシリンダーヘッドとシリンダーブロックの生産を開始することにより、現地化を加速させる。

 

これまでの第二工場への累計投資額は、今回のパワートレイン工場の拡張(約25億ルピー)を含めて約117億ルピー(約210億円)。第二工場の完成車工場については、建設を延期している。

 

インド法人の永井高志社長は「パワートレイン部品の現地化を強化することは、将来の生産能力拡大と、コスト競争力を磨くための重要なステップであり、世界中で最も成長の早い市場のひとつであるインドで、今後も事業への取り組みを強化していきたい」と話している。