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横浜川崎国際港湾が発足、社長に元日本郵船・諸岡氏

2016年1月14日 (木)

ロジスティクス横浜市は12日、国際コンテナ戦略港湾の実現に向けた港湾運営会社の母体として、横浜港埠頭からコンテナターミナルの運営部門を分社化する形で新会社「横浜川崎国際港湾」を設立した。

新会社の設立をめぐり、国際コンテナ戦略港湾に指定されている京浜港の一角を担う東京港(東京都)がスタート段階での参加を見送ったため、横浜・川崎2港のコンテナターミナルを一体運営する組織としてスタートする。

設立段階では横浜市の100%出資となったが、国土交通省から港湾運営会社の指定を受けた後、国、川崎市、民間企業などからの出資を受けることになる。このため、当初は資本金2億3000万円(資本準備金と合わせて4億5000万円)でスタートするが、共同出資化後は10億円規模の資本規模となる見込み。

初代社長には、日本郵船の専務経営委員や日之出郵船社長、NYKバルク・プロジェクト貨物輸送社長を歴任した諸岡正道氏が就任した。

諸岡氏は「国家プロジェクトである国際コンテナ戦略港湾政策の推進役として、コンテナターミナルを一体的に運営する役割を担い、日本港湾の復権の一翼を担う港湾運営会社の社長に就任したことを大変光栄に思う。今後、横浜港・川崎港の国際競争力のさらなる強化に向けて、関係者と一丸となって全力で推進していく」とのコメントを発表した。