ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

H2Oリテイリング、中間持株会社設立し食品事業再編

2016年1月28日 (木)

M&Aエイチ・ツー・オーリテイリングは28日、傘下のイズミヤと阪食の間で実施している生鮮・加工商品の共同調達、デリカ商材の相互供給、消耗品の共同調達などの取り組みを強化するため、新たに「食品事業」として、より一体的に経営していく体制を整備するグループ再編を実施する、と発表した。

各社の役割分担を明確にすることで、事業全体を効率化する狙い。再編は6月1日まで段階的に進める。

再編では、阪急オアシスを運営する阪食から株式移転で食品事業の統括会社として、中間持株会社を設立。阪食の子会社株式を含む子会社管理事業を食品事業持株会社に吸収する。

また現イズミヤは、スーパーマーケットなどの運営を行う小売事業会社(新イズミヤ)と、生鮮食品の加工・販売を行うプロセスセンター会社に分け、現イズミヤは不動産管理・開発を行う不動産事業会社とする。

さらに、新設した食品事業持株会社と不動産事業会社(現イズミヤ)の間で子会社株式の譲渡を行い、食品事業会社を食品事業持株会社の下で並列の関係になるように再編する。

今後は、食品事業持株会社の下、重複した機能・施設などの統合や見直し、不採算店舗の撤退、商品・業務フローの改善などを進め、効率化を図る。