ロジスティクス日本郵船が29日に発表した2015年4-12月期連結決算は、コンテナ船スポット運賃の下落などを受けて0.9%の減収、定期船・不定期船事業がともに減益となったことで、全体の経常利益も9%の減益となった。
コンテナ船事業では、西アフリカ航路の休止、南米東岸航路・アジア域内航路の効率化を目的とした再編を行い、効率性の向上に取り組んだが、部門利益は前年同期より51億円少ない8億円にとどまった。
不定期専用船事業は、ドライバルク部門の不振で経常利益が409億円と、前年同期実績を46億円下回った。
通期は、想定を上回る海運市況を背景に、コンテナ船部門とドライバルク部門の前提を引き下げ、直近の予想から売上高を500億円少ない2兆3200億円へ、経常利益も800億円から660億円へとそれぞれ下方修正した。
[日本郵船]2016年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2016年3月期 第3四半期 | 2015年3月期 第3四半期 | 増減 | ||
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売上高 | 1,766,695 | 1,782,858 | -0.9% | |
営業利益 | 47,166 | 40,913 | 15.3% | |
経常利益 | 56,019 | 61,577 | -9.0% | |
当期純利益 | 22,822 | 28,457 | -19.8% |