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日本郵船・3Q、コンテナ・ドライバルク部門が不振

2016年1月29日 (金)

ロジスティクス日本郵船が29日に発表した2015年4-12月期連結決算は、コンテナ船スポット運賃の下落などを受けて0.9%の減収、定期船・不定期船事業がともに減益となったことで、全体の経常利益も9%の減益となった。

コンテナ船事業では、西アフリカ航路の休止、南米東岸航路・アジア域内航路の効率化を目的とした再編を行い、効率性の向上に取り組んだが、部門利益は前年同期より51億円少ない8億円にとどまった。

不定期専用船事業は、ドライバルク部門の不振で経常利益が409億円と、前年同期実績を46億円下回った。

通期は、想定を上回る海運市況を背景に、コンテナ船部門とドライバルク部門の前提を引き下げ、直近の予想から売上高を500億円少ない2兆3200億円へ、経常利益も800億円から660億円へとそれぞれ下方修正した。

[日本郵船]2016年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)

 2016年3月期
第3四半期
2015年3月期
第3四半期
増減 
売上高
1,766,6951,782,858-0.9%
営業利益
47,16640,91315.3%
経常利益
56,01961,577-9.0%
当期純利益
22,82228,457-19.8%