公募・入札オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」(アウバ)を運営するeiicon(エイコン、東京都文京区)は16日、NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)と共同で「NX-Tech HUB Open Innovation Program」を開始したと発表した。陸海空の物流現場を起点に、業務DX(デジタルトランスフォーメーション)や効率化をテーマとした外部との共創を進める。AUBAを通じたNXHDのオープンイノベーションは初めてとなる。
プログラムでは、社内現場から抽出した36件の課題を提示。営業・サステナビリティ・人事・経営企画・法務・現場管理・倉庫・運輸など幅広い部門から具体的なニーズを募集テーマとして公開した。AI(人工知能)による契約書チェック、需要予測の高度化、配車やシフト編成の最適化、VRを活用した安全教育、輸出入書類の自動生成など、実務に直結する内容が並ぶ。
選考を通過したアイデアは、2026年1月以降にPoC(概念実証)を実施し、同年春から社会実装に向けた検討を進める。予算100万円規模の実証を予定し、採択企業にはNXHDが伴走支援を行う。早期応募締切は9月30日、最終応募締切は10月24日となっている。
NXHDは「現場で実装可能で顧客価値を高めるソリューションを重視する」とし、社内外の知恵を融合して新しい挑戦につなげる考え。eiiconも「現場課題に立脚した共創を通じ、新たな価値を創出したい」としている。
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