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日本ゼオン、富山県氷見市に新製造設備完成

2011年10月5日 (水)

拠点・施設日本ゼオンは5日、大型液晶画面に対応可能な「斜め延伸位相差フィルム」の新製造設備を完成させ、富山県氷見市の工場で量産を開始すると発表した。

 

斜め延伸位相差フィルムは、これまで中小型液晶製品向けの光反射防止フィルムとして採用が拡大してきたが、今後大きく市場が伸びると予測される液晶3Dテレビの画像認識改善用フィルム、有機ELのTFT基板で、光反射防止用偏光板のベースフィルムとしての採用が進み、需要の拡大が見込まれることから、設備の新設を進めていた。

 

同社では「今後、大型液晶表示製品にとって必須の部材となっていくと考えられる」としており、今回の新設備稼働で生産能力を年1500万平方メートルとした。投資額は50億円強。