荷主三菱電機は5日、大型複合施設「鉄鋼ビルディング」(東京都千代田区)にセキュリティーシステム連動・エレベーター行先予報システム「ELE-NAVI」(エレ・ナビ)や免震構造ビルに対応した機種など、エレベーター17台とエスカレーター10台を納入したと発表した。
鉄鋼ビルディングは、丸の内・大手町・有楽町エリアのオフィスビルとして初めて中間階免震構造を採用し、地震の水平動に対する安全性を大幅に向上させた高層複合ビルで、地震発生時には、層間変位が発生する免震層を避けて最寄り階へ停止する。
セキュリティーゲートで個人認証を行うと、利用者の行き先階を自動登録し、エレベーターを割り当てる利便性の高さが特徴で、朝の出勤時など混雑時間帯の平均待ち時間を抑える効果も期待できる。