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埼玉県、県内4団体を災害時応援物流団地に認定

2016年2月16日 (火)

ロジスティクス埼玉県は、大規模災害時に物資提供や支援物資の一時保管に協力する県内の物流団地を「災害時応援物流団地」として認定し、まとまった救援物資を確保する取り組みを開始した。

取り組みの開始に伴い、まずは川越総合卸売市場、協同組合熊谷流通センター、埼玉県南卸売団地協同組合、越谷流通団地運営協議会――の4団体と18日に「大規模災害時救援物資対応協定」を結ぶ。

県では、「大規模災害時の避難者への支援物資供給は、自治体だけでできるものでなく、物資を提供する民間企業、一時的な保管場所を提供する倉庫事業者、物資の輸送を担う運送事業者などの協力が必要」だとして、特に食料品や生活必需品など多様な物資を流通過程の中で一括的に保持し、大量の物資を保管するスペースを保有する物流団地に着目。

この特性を大規模災害発生時に生かすため、物資の提供や支援物資の一時保管の協力を了承する物流団地を災害時応援物流団地に認定し、一括的な救援物資を確保する取り組みを立ち上げた。

県では「災害時応援物流団地は、首都直下地震などの大規模様災害発生時に全国から首都圏に向けられる支援のつなぎ役としての役割も期待できる」として、今後も協定の締結先を拡大していく考え。