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伊藤忠商事、配送トラックのEV化開発事業に協力

2011年10月17日 (月)
移動販売のイメージ(いすゞエルフ)

移動販売のイメージ(いすゞエルフ)

荷主伊藤忠商事は17日、東京アールアンドデー(東京都千代田区)が財団法人エネルギー総合工学研究所と共同で取組む配送用トラックのEV化開発事業に対し、リチウムイオン電池と太陽光発電システムを供給するとともに、事業の円滑な実施に協力していくと発表した。

 

同事業は、環境省の「2011年度地球温暖化対策技術開発等事業(委託事業)」で配送用トラックのEV化技術の開発、早期普及を目的として取り組むもの。事業を通じ、過疎化や超高齢化社会、買い物弱者など日本が抱える課題に対し、移動販売形態による小売事業サービスの可能性と非常用電源用途といった電動車輌としての特徴の活用についても検討を行う。

 

具体的には、北関東中心にスーパーマーケット約140店舗を展開するカスミ(茨城県つくば市)の協力を得て、つくば環境スタイル「実験低炭素タウン」を掲げて低炭素社会の実証が進められている茨城県つくば市を中心に、移動販売車として活用し、2012年初頭から約1年間の実証事業を行う。

 

伊藤忠商事は、つくば市で昨年5月からEVで使用された電池の二次利用事業モデルの構築を目指した「グリーン・クロスオーバー・プロジェクト」を開始したのを皮切りに、来春からエネルギーマネージメント事業の取り組みの一環として、国内初の先端技術を活用した街路照明のスマート化実証事業にも着手する。

 

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