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14時までの搬入、翌朝に成田着

郵船ロジ、インドネシア・スマラン発の自社混載開始

2016年2月24日 (水)

ロジスティクス郵船ロジスティクスは24日、インドネシア法人の郵船ロジスティクス・インドネシアがジャワ島中部のスマラン空港(アフマド・ヤニ国際空港)発の混載サービスを開始した、と発表した。スマランの同社指定場所に14時までに搬入した場合、翌朝に成田空港へ到着する手配が可能になる。

日系物流企業がインドネシア発の自社混載サービスを提供するのは初めてで、同社は集荷、通関を含めた輸出オペレーションを自社で一貫手配する体制を整えた。

スマランでは近年、自動車やアパレルなどの労働集約型産業が進出しているが、これまで海外へ航空輸出する際はジャカルタに貨物を陸送し、ジャカルタ発の国際線へ貨物を搭載する必要があった。

しかし、道路状況が悪く、洪水などでサプライチェーンが寸断されるリスクもあり、進出企業からは素早く確実に輸送できるルートを望むニーズが高まっていたことから、こうした物流需要と進出企業の増加に伴い、航空輸出の自社混載サービスを開始した。

これまでジャカルタへ陸送後に手配していた航空運送状の発行や通関をすべてスマランで行えるようになったことで、輸送日数と陸送コストを削減。スマランからジャカルタやデンパサール、シンガポールなどを経由し、世界各地へ輸送する。