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自動運航船に国際基準、遠隔操船所も認証対象に

2026年5月25日 (月)

行政・団体国土交通省は25日、国際海事機関(IMO)の第111回海上安全委員会(MSC111)の開催結果を公表した。自動運航船(MASS)の安全基準「MASSコード」が採択されたほか、代替燃料船の安全基準や船員訓練基準なども承認された。

MASSコードは、ヒューマンエラー低減による海難事故防止や船員の労働環境改善を目的に策定された。MASSの安全な設計、運用、管理に関する国際基準を体系的に示したもので、2026年12月から経験蓄積期間(EBP)を開始し、2028年から義務的コードの審議を始める予定。2030年の義務的コード採択を目標としている。

コードでは、自律航行や遠隔操船機能を持つ貨物船に対し、運航内容を示す「ConOps」の作成を求める。遠隔操船所(ROC)を含めた検査・認証制度も整備され、MASS本体には「MASS Safety Certificate」、ROCには「MASS ROC Certificate」を交付する仕組みを導入する。

また、水素燃料船や貨物のアンモニアを燃料とする船舶の安全ガイドライン、アンモニア・メタノール・エタノール燃料船に乗り組む船員向け訓練ガイドラインも承認した。温室効果ガス(GHG)削減に向けた代替燃料船の導入拡大に対応する。

会合ではこのほか、イランに対し湾岸諸国などへの攻撃停止とホルムズ海峡の円滑な通航確保を求める決議も採択。IMO加盟国には、ペルシャ湾内の商船避難支援や航行の自由確保に向けた取り組みへの協力を要請した。

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