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三菱重工、シンガポールで次世代道路課金システム受注

2016年3月10日 (木)

拠点・施設三菱重工業は、傘下の三菱重工メカトロシステムズがシンガポールのシステム統合サービス会社「NCS」と共同で、同国陸上交通庁(LTA)から、都市部の渋滞を緩和する次世代型電子式道路課金システム(ERP)を受注した。受注額は5億5600万シンガポールドル(450億円)。

今回受注した次世代ERPは、衛星測位技術と広域通信網を用いて渋滞緩和などの交通需要管理を行う次世代の道路課金システムで、このタイプのシステムが広く都市部に導入されるのは初めて。

同社グループは1998年に世界初となるERPをシンガポールに納入し、97か所で運営されている。11年から13年にかけて行われた次世代ERPの実証実験にも参画するなど、20年以上にわたって同国の道路交通インフラ構築に携わっている。

パートナー会社のNCSは、シンガポール・テレコム傘下の同国最大のIT企業で、道路交通関係ITシステムの運営・メンテナンスなども手がけている。