荷主住友電気工業は21日、ドイツ送電事業者アンプリオンから、525キロボルト高圧直流(HVDC)XLPEケーブルプロジェクト「DC35」を受注したと発表した。契約額は20億ユーロ(3600億円)で、同社グループとして単一案件では過去最大となる。完工は2032年を予定している。
同プロジェクトは、定格容量2ギガワット、ルート長530キロの大型送電案件で、「ライン・マイン・リンク」構想の一部を構成する。北海やバルト海の洋上風力発電所、ドイツ北部ラシュテーデの陸上風力発電所で発電した電力を、ライン・マイン地域へ送電する。
使用する電力ケーブルは3本構成で総延長1590キロ。住友電工子会社ズードケーブルのマンハイム工場で全量を製造する。ドイツ国内での生産により、輸送効率化やCO2排出削減にもつなげる。
物流・施工面では、欧州市場向けEPC(設計・調達・建設)機能を担う新会社「Sumitomo Electric Power Cable (Europe)」を2月にドイツで設立した。現地生産とEPC機能を一体化することで、品質管理や納期対応、プロジェクト運営を強化する。ズードケーブルでは9000万ユーロの増産投資も進めている。
今回採用される直流XLPEケーブル用端末は、住友電工として初めてSF6ガスを使用しない仕様となる。EUの温室効果ガス削減や2050年ネットゼロ目標達成への寄与を見込む。
住友電工は、アンプリオン向けに2020年の「A-Nord」、2024年の「Korridor B V49」に続く3件目の大型HVDC案件受注となる。3案件の受注総額は5500億円を超える。

▲受注契約の調印式の様子(出所:住友電気工業)
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