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JR貨物、2月の取り扱い貨物量1.2%増加

2016年3月16日 (水)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が16日発表した2月の輸送動向によると、取扱貨物量はコンテナと車扱合わせて1.2%増加(前年同月比)した。今月は大きな輸送障害もなく安定した輸送となった(前年は高速貨物58本が運休)。

コンテナ貨物は鉄道へのシフトが進んでいる積合せ貨物(13.7%増)、食料工業品(4.8%増)が増送となったほか、農産品・青果物(5.8%増)が北海道地区の玉葱・馬鈴薯の生育良好により、前年を上回った。

一方、景気低迷による売れ行き不振で紙・パルプ(8.7%減)、化学工業品(6.5%減)が不調だったほか、自動車部品(6.6%減)が鉄鋼メーカー工場の爆発事故の影響を受け、コンテナ貨物全体では2.7%の増加にとどまった。

車扱貨物は、セメントが四日市地区からの静岡と関西地区向けの荷動きが好調だったが、石油が暖冬による灯油の売れ行き不振から、車扱い全体では1.9%減少した。