ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日本郵船、イタリア炭化水素公社と定期傭船契約

2011年10月27日 (木)

ロジスティクス日本郵船は27日、同社が50%出資するクヌッツェン・エヌワイケイ・オフショア・タンカーズ社(ノルウェー)が、イタリアの半国有石油・ガス会社の炭化水素公社(ENI社)との間で、シャトル・タンカー2隻の定期傭船契約を締結したと発表した。契約期間は2013年夏からで、最長10年間となる。

 

韓国の現代重工業で建造されるダイナミック・ポジショニング・システム(動的定点保持システム)搭載の12万3000重量トン型スエズマックス・タンカーを投入し、北海海域で産出される原油を陸上側へシャトル輸送する。

 

北海海域は、ENI社が油田・ガス田権益を多く保有する地域で、ENI社はこの海域のメジャープレーヤーの1つに数えられている。クヌッツェン・エヌワイケイ・オフショア・タンカーズ社にとって、ENI社向けのシャトル・タンカーで初の契約となるとともに、ENI社にとっても同案件での初の長期傭船契約の締結となった。