出光興産、韓国に有機EL材料の製造会社を設立

拠点・施設出光興産は27日、有機EL関連市場の拡大に備え、供給体制を強化するため、韓国に有機EL材料製造会社を設立すると発表した。

同社は、1985年に有機EL用発光材料の開発を開始し、2007年4月に静岡県御前崎市で自社製造工場を竣工、開発から製造・販売を一貫して行える体制を構築し、国内外に有機EL材料を供給してきた。

有機EL関連市場が急速に拡大し、ディスプレイや照明用などの製品化が進んでいることから、製造能力の増強、拠点の複数化など、供給体制の強化が必要と判断したもの。

現在、有機EL材料製造工場の建設用地選定を進めており、2012年度中の工場竣工を目指している。新工場は、韓国国内への供給だけでなく、日本・台湾・欧州などへの供給機能も強化する。