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出光、中国で有機EL材料事業の新会社設立

2018年4月12日 (木)

国際出光興産は12日、6月までに中国・四川省で有機EL材料事業の現地法人を設立する、と発表した。中国で有機EL材料の需要が拡大するとみて、供給体制と技術支援を強化するため、12日に四川省成都高新技術産業開発区政府と基本合意した。2019年度中に工場を立ち上げ、商業生産の開始を目指す。

出光は17年、上海市に出光電子材料(上海)を設立し、有機EL材料事業でカスタマーサポートやマーケティング活動を開始。今後は顧客への技術支援を強化するため、評価体制を構築するとともに、供給体制の早期整備が必要だとして成都に新会社を設立することにした。

同社は静岡県御前崎市、韓国京幾道パジュ市に有機EL材料製造工場を保有しており、新拠点は第三の製造拠点になる。